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中国の飲料大手、杭州娃哈哈集団(ワハハ、浙江省)の宗慶後董事長は9日、全国人民代表大会(全人代)が開かれている北京で会見し、ブランド使用 などを巡り係争中の仏ダノンから両社の合弁事業と娃哈哈の独自事業を統合・上場させる提案を受けたことを明らかにした。宗氏は受け入れは困難との見方を示 した上、合弁解消の可能性も示唆した。
宗氏によればダノンの提案では統合会社は上場時に2割の株式を売り出し、ダノンと娃哈哈の出資比率は各4割となる。宗氏は「ダノンは4割 の持ち株に 500億元(約7200億円)の価値保証を求めている。これは道理に合わない」と説明。非合弁事業には娃哈哈以外にも多くの株主がいるとも述べ、「実現は 困難」との考えを示した。
娃哈哈の昨年の売上高は2006年比38%増の258億元(約3700億円)。宗董事長は「(ダノンとの紛争の)影響は少しはあったが、 それでも成長した」と強調。「合弁会社のダノンの持ち株を買い取ってもいいし、娃哈哈の持ち株を売却してもいい」とも述べ、合弁解消の可能性も示唆した。 (北京=渡辺園子)
http://www.nikkei.co.jp/china/industry/20080312c2b3c000_12.html
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