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2008年7月3日

ジェ トロは、経済産業省とともに12月12日(金曜)から21日(日曜)の10日間、フランス・パリにて、「感性kansei -Japan Design Exhibition」(日本のデザイン展)を開催する。これは経済産業省が策定した「感性価値創造イニシアティブ」(※)に基づき、感性に訴えかける日 本の優れた製品やサービスを紹介する展示会である。本展示会は、2011年3月までの3年間を「感性価値創造イヤー」として定め、世界の各地で開催する予 定の「感性価値創造フェア」最初のイベントとして開催する。

トレンドの発信地として常に注目されるパリで、ルーブル宮の一角に位置し、デザインの殿堂として名高い装飾美術館(LES ARTS DECORATIFS)が本展示会の会場。日仏交流150周年記念イベントの一環として、共催者である同美術館とともに日仏双方が協力して同展示会を実施 する。

「感性」に裏打ちされた細部にこだわった「ものづくり」を、映像、光、音、製品を用いて表現し、来場者に「感性」について理解を促すことで、日本製品に含有される付加価値すなわち感性価値の浸透を図り、日本企業・製品の海外における市場拡大を支援するのが目的である。

今回は新しい価値軸としての「感性」の表現と、理解の促進、共感の創出を展示空間で実現させるチャレンジングなテーマに挑む。会場は、装飾美術館 企画展示会のメイン会場(NEF)とそれを挟みこむように位置するギャラリー・ジャルダン・ドゥ・カルーゼルとギャラリー・リュ・ド・リボリの合わせて3 つのスペース約1,000平方メートルを一体的に演出し、ダイナミックな空間を創出する。天井高17.6メートルを誇るNEFでは「歴史感性、『感性体感 空間』」として、コンピュータ制御された多数の映像と空間の演出によって、日本の「感性」の源である日本の精神、文化を来場者に体感してもらう。ギャラ リー・ジャルダン・ドゥ・カルーゼルは「現在感性、『プロダクト展示空間』」と称し、日本プロダクトの先端工業製品のデザインのなかに垣間見ることができ る「感性」(先祖への畏敬、相手へのおもてなしの心など)を、「かげろう」、「おる」、「むすび」、「にしき」といった「和言葉」をキーワードに紐解き、 「感性価値」の具体例として製品を示し理解を促す。ギャラリー・リュ・ド・リボリでは、第一線で活躍する日本のクリエイターや企業に焦点を当て、未来の 「感性」を表現するスペースとする。
フランスおよび欧州の消費者、エンドユーザーを主たる対象として、会期中に10,000人以上の来場者を見込む。全体をプロデュースするのは特定非営利法人デザイン・アソシエーション。


※感性価値創造イニシアティブとは:
2007年5月に経済産業省が発表した産業振興施策で、少子高齢化の状況下にあっても経済・社会の活力ある発展を目指すために、機能性、信頼性、 コストといった従来のモノづくりの価値軸に加えて、「感性」という新たな着眼点から第4の価値軸を提案しようというもの。感性価値創造イヤーでは「感性価 値創造フェア」(情報発信)、「KANSEIカフェ」(人材育成)、「感性価値創造バンク」(情報プラットフォーム)といった本イニシアティブを定着させ ていくための事業を集中的に実施することが計画されている。

担当部課
ジェトロ展示事業課(TEL:03-3582-5541)


http://www.jetro.go.jp/news/releases/20080702732-news?ref=rss
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